みなさん、こんにちは。今回は、上白石萌歌さんが『3D彼女 リアルガール』から約7年ぶりに映画界に戻ってきた話題について、徹底的に解説していこうと思います。
2025年12月12日、ついに映画『ロマンティック・キラー』が全国公開を迎えました。この作品で上白石萌歌さんは、これまでとは全く違う恋愛拒否系女子高生役に挑戦しているんです。
実は、この映画は2018年の『3D彼女 リアルガール』以来、約7年ぶりとなる上白石萌歌さんと英勉監督のタッグなんです。当時から大きく成長した上白石さんが、どのような新境地を見せてくれるのか、詳しく見ていきましょう。
上白石萌歌3D彼女以来7年ぶり英勉監督とタッグ結成秘話

・7年の歳月を経て実現した監督との再会
・脚本に一瞬で魅了された上白石萌歌
・コメディ要素が増幅された映画化への期待
・新境地となる役柄への挑戦決意
上白石萌歌さんが今回の『ロマンティック・キラー』出演を決めたきっかけは、脚本の面白さにあったと語っています。インタビューで彼女は「近年読んだ脚本の中で一番面白くて、気がつけばこの世界の虜になっていました」と話しており、その魅力の虜になったことがわかります。
英勉監督との7年ぶりの再会について、上白石さんは特別な想いを抱いていました。10代の頃にご一緒した監督との再タッグということで、彼女にとっても感慨深いものがあったのでしょう。監督の朗らかな笑い声と現場の明るい雰囲気が、彼女の演技を後押ししたと語っています。
原作の百世渡さんによる漫画『ロマンティック・キラー』は、「第1回 LINEマンガ大賞」で銀賞を受賞し、『少年ジャンプ+』でも連載された人気作品です。2022年にはNetflixで全世界配信でアニメ化もされており、既に多くのファンを持つ作品でもあります。
そんな人気作品の実写化において、上白石さんが演じるのは星野杏子という恋愛拒否系女子高生です。彼女曰く「ゲーム・チョコ・猫が生きがいでそれ以外はいらない、ある意味潔い女子高生」というキャラクターで、これまでの上白石さんの役柄とは大きく異なる新境地となっています。
興味深いのは、上白石さん自身が杏子というキャラクターに親近感を覚えたと語っている点です。一人の時間を大切にし、好きなものがあれば他はなくてもいいという性格は、実際の上白石さんの人柄とも重なる部分があるようです。

原作がマンガであることの難しさについても、上白石さんは率直に語っています。オリジナル作品なら自由に妄想して役に落とし込めるものの、原作があることでキャラクターの造形が既に完成されているため、自分の解釈をどこまで入れてよいのか悩んだそうです。
この悩みを乗り越えるため、上白石さんは「本作の一番のファンとして杏子を演じました」という姿勢で役作りに臨みました。原作への愛情と尊敬を持ちながら、自分なりの杏子像を作り上げていったのです。
ちなみに、上白石萌歌さんといえば、姉の上白石萌音さんとともにミュージカル界でも活躍していることで知られています。萌音さんについてはダディ・ロング・レッグズでの上白石萌音と坂本真綾の違いを徹底比較!で詳しく解説していますので、気になる方はそちらもチェックしてみてください。
上白石萌歌7年ぶり映画挑戦でアクション初体験の苦労話

・これまでほぼ経験のなかったアクションシーンへの挑戦
・最初は「できるわけがない」と頭が真っ白に
・自宅でモップを使った特訓エピソード
・満身創痍で挑んだ撮影現場の裏話
上白石萌歌さんにとって、今回の『ロマンティック・キラー』で最も大きな挑戦となったのがアクションシーンでした。これまでほとんどアクション経験がなかった彼女にとって、このシーンは大きなプレッシャーだったと語っています。
最初にお手本を見せてもらった時の衝撃は相当なものだったようです。「できるわけがない」と頭が真っ白になったというエピソードからも、その難しさがうかがえます。しかし、ここからが上白石さんのすごいところです。
アクション部のスタッフから毎日熱心に指導を受け、少しずつできるようになっていった過程は、まさに努力の賜物といえるでしょう。撮影が終わった後も居残りして練習を続け、さらには自宅でモップの柄を代用して棒を振り回す練習まで行ったそうです。
この自宅での特訓エピソードは特に印象的です。普段使わない筋肉を動かすため、体のあちこちを傷めながらも、満身創痍で撮影に挑んだという彼女の真剣さが伝わってきます。
撮影現場での様子について、上白石さんは「毎日が山場でした」と振り返っています。ただし、これを苦痛ではなく楽しみとして捉えていたのが彼女らしいところです。次々と現れるアクション課題をこなしていく日々を、作中で刺客をなぎ倒していく杏子の気持ちと重ね合わせて楽しんでいたそうです。
撮影終了時には「ぶっ倒れるんじゃないか」という疲労感があったものの、それこそがリアルな杏子の気持ちなのではないかと感じ、逆にやりがいを感じたという彼女のプロ意識には頭が下がります。
興味深いのは、英勉監督の現場作りの上手さです。上白石さんは「太陽みたいに明るく現場を照らしてくださる方」と監督を評価しており、どんなに大変な撮影でも現場の空気が重いと感じる日は1日もなかったと語っています。
また、同世代の共演者たちとの関係性も、撮影を支えた重要な要素でした。特に香月司役の高橋恭平さんとは生年月日が全く同じという偶然があり、運命的なものを感じていたそうです。性格は対照的でありながらも、現場のムードメーカーとして頼りになる存在だったと話しています。
上白石萌歌3D彼女から成長した演技力で描く恋愛映画革命

・恋愛ぶっ飛ばしコメディという新ジャンルへの挑戦
・クアトロ主演での同世代キャストとの化学反応
・原作者からの「杏子がいちばんハンサム」というリクエスト
・完成作品への自信と観客への思い
『ロマンティック・キラー』は、従来の恋愛映画とは一線を画す「恋愛ぶっ飛ばしコメディ」という新しいジャンルの作品です。絶対に恋愛したくない女子高生・星野杏子の前に魔法使いが現れ、次々と恋愛トラップを仕掛けてくるものの、杏子がそれらをことごとくぶっ飛ばしていくという斬新なストーリーです。
上白石萌歌さんは、高橋恭平さん(なにわ男子)、木村柾哉さん(INI)、中島颯太さん(FANTASTICS)とのクアトロ主演という豪華な体制で この作品に挑みました。それぞれが所属するグループが本作のために新曲を書き下ろすという、トリプルテーマソングも話題となっています。

原作者の百世渡さんからは、撮影前に特別なリクエストがありました。「杏子がいちばんハンサムであってほしい」という言葉です。作中には見目麗しいイケメンが数多く登場するものの、「ビジュアルでもマインドでも、杏子がいちばんしなやかでハンサムであってほしい」という期待を込められていたのです。
この言葉を受けて、上白石さんは常にかっこよく存在できるよう意識して演技に臨みました。従来の恋愛映画のヒロイン像とは異なる、新しい女性像を体現することになったのです。
現場での撮影エピソードも興味深いものがあります。上白石さんが空中を歩いているように見える「空中ウォーク」というパフォーマンスにはまり、それを共演者たちに教えて流行らせたという微笑ましいエピソードもあります。ダンスの上手な共演者たちに、一番下手な自分が先生のように教えていたという状況を、本人も不思議に思っているようです。
完成した映画について、上白石さんは「油断して観ていると振り落とされてしまいそうな、アトラクションのような映画」と表現しています。疾走感があり、笑いあり、アクションあり、ときめきありの娯楽作品として、日頃のストレスや悩みを一旦横に置いて純粋に楽しめる時間を提供できると自信を示しています。
近年の実写映画化ブームの中で、この作品がどのような位置を占めるかも注目されます。芦田愛菜が薬屋のひとりごと実写化で主演!など、人気作品の実写化が相次ぐ中、『ロマンティック・キラー』は独自の魅力で差別化を図っています。
上白石さんは映画館で観ることの大切さについても言及しています。家では集中力が続かずスマホを見てしまいがちだが、映画館では強制的にスクリーンと向き合う時間が作れるため、その体験の価値を改めて感じたそうです。
今後の抱負として、上白石さんは演技の幅をさらに広げ、専門職の役や子どもを持つ母親なども演じてみたいと語っています。シリアスな作品からコメディまでジャンルを問わず、たくさんの作品に挑戦していきたいという意欲を示しており、今回の『ロマンティック・キラー』はその第一歩といえるでしょう。
まとめ
上白石萌歌さんの7年ぶりの映画復帰作『ロマンティック・キラー』は、彼女にとって新たな挑戦の場となりました。英勉監督との再タッグ、初のアクションシーン、恋愛拒否系という新境地の役柄など、すべてが成長の証となっています。完成した作品への自信と今後への意欲からも、さらなる飛躍が期待される女優といえるでしょう。
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